
1.子どもの日本語力について
中国に来て、子どもたちの日本語力の低下やその懸念の声を多く聞きます。補習校としても、もちろん国語教育は重要な事項ですが、だからといって、すべての授業を国語強化に費やそうとは考えておりません。それよりも、理科や社会といった多彩な教科を取り入れ、その中で子どもの興味・関心を引きながら、日本語の維持や向上を図ろうと思っています。そこからさらに、子どもたちに日本の文化や生活、日本の学校の環境などを感じてもらえれば、帰国して困るようなことはないと思っています。
もちろん、低学年は、国語の学習時間を増やす等、対策もとっています。
2.宿題等について
宿題に関しては、原則、各教科の先生が必要に応じて出すことになっています。週に一回だけでは、様々な面で家庭の協力が必要です。家庭学習のきっかけを与えることも役割のひとつと考えていますので、子どもたちには、読書や日記、ひらがな、カタカナや漢字の練習などを宿題として主に出しています。
3.図書について
補習校では現在、児童用文庫の貸し出しを行っております。学年別指定読み物などこれからもどんどん取り揃えていく予定です。
4.教科・科目について
基本的に4時間という時間を最大限活かせる様、全学年「国・数・理・社」を主体としています。小学校1,2年生は、どのように授業を考えているか、また実際どのように授業を行っているかは、教務の内容を参考にしていただければと思います。
5.行事について
もちろん、日本の文化を子どもたちに伝えることは非常に大切だと考えています。現地の学校は、日本で「入学式」や「終業式」などにあたるものはあまりなく、そういった意味でも補習校としては特に重要視しています。日本で行われる形にできるだけ近くなるよう心がけ、儀式的なもの以外にも、発表会や遠足、社会見学等を行っています。また、蘇州日本人学校とも連携して、運動会など行事参加をさせていただいてます。
6.学力の向上について
日本でいう学力は、特別重要視しておりません。日本の学力の向上は現実的に非常に厳しいということももちろんありますが、我々はそれ以上に、子どもたちが現地の学校で、しっかり学ぶことを学ぶということが非常に大切だと考えております。言葉も通じない場所で子どもたちは一生懸命勉強しています。日本の教育だけが際立って素晴らしいとは考えていません。その中で、週に一回、日本の勉強を経験する場であり、またそのきっかけを与え、日本の学校ですることを、感じてもらうことがまず重要だと思っています。日本からこちらへやってきた子どもたちは、その維持と幼少時からこちらで生活している子どもたちには、最低限の国語力がつくよう心がけています。
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